私たちができること

人は誰しも、風邪や疲労などで、しばらく寝たままの生活を送らざるを得なくなることがある。

数日寝込んだ後、回復しても、しばらくは体が元の様にはなかなか動けなくなって、言葉も上手く組み立てられなくなったり、節々が痛んだり、筋力が弱り歩くことさえままならないことがある。

また時には、何かの痛みによって寝ることすらできない出来ず、どうやって朝まで過ごしたらいいのか、途方に暮れる時もある。

だが、もし大きな病気だと告られ、<昨日まで普通だった世界>に、戻れないかもしれないとしたら、どんな気持ちになるだろう。

考える。私たちのできること。

芸術に関わる者が出来ることは、ほんのひと時であっても、「感動」「楽しみ」「幸せ」という目には見えない気のようなものをお届けすることではないだろうか。

「気」、それは、元気、勇気、活気、陽気、やる気、負けん気、本気などの日本語からもわかるように、人の内側から湧き上がり、振動のように広がるものだと思う。

心に温かい気が届いた時、胸の奥深い部分に灯がともり、暗闇に光が差し込み、その人自身の自然な治癒力活力に繋がるのではないだろうか。



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