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ある日、日本在住の外国人の友人と話していた時のことです。
話の流れから、私は何気なくこう言いました。
「日本では、バレリーナは、踊ることだけでは
ほとんど生活費を稼げないの。」
すると友人は目をぱちくりさせて、少し驚いた様子で答えました。
「そうなんだ。それは知らなかったわ。
うちの娘、幼稚園の頃にバレエを習っていたけれど、
すぐに“やめたい”と言ってやめたの。
長く続かない性格が心配だったけれど……
今思えば、よかったのかもしれないわ。」
その言葉を聞いた時、
私は何とも言えない、複雑な気持ちになりました。
バレエに関わる方であれば、
多くの方がご存知の通り、
日本において、踊ることだけで生計を立てることは
決して簡単なことではありません。
海外のカンパニーへの就職を目指したり、
指導者の道を選んだり。
副業をしながら、あるいは家族の支えを受けながら、
踊り続けているダンサーも少なくありません。
さて、2020年からの新型コロナウイルス感染症の大流行、
翌年の緊急事態宣言、外出移動自粛
2022年に始まったロシア・ウクライナ戦争。
あの時は、そんな社会の大変化の波を受け、
海外で活動していた日本人バレエダンサーの多くが
留学先や所属カンパニーを離れ、帰国されました。
とりわけ若いダンサーの皆さんは、
将来を見据え、自分の進路について
改めて考えざるを得ない状況に
置かれたのではないでしょうか。
しかし、この大きな社会変化は同時に、
「ダンサーの仕事とは何か」を
私たちダンス関係者が改めて考える機会を
与えてくれたようにも感じています。
2021年、新型コロナによる緊急事態宣言から
SNSなどを通じてバレエの魅力を発信し、
裾野を広げ、仕事へとつなげようと
日々試行錯誤を続けるダンサーの姿を、
私は数多く見てきました。
その姿から、
私はどれほど大きな勇気をもらったでしょう。
ずっと胸にしまって、「いつか」と、
忙しいのを言い訳に
実行する勇気がなかった
私の夢であるこの活動を
開始する決断ができました。
Smile with Dance は、
患者様、入居者様、ご高齢の方々が、
単調で退屈な毎日から
生のダンスを“目の前で観る”ことのできる
非日常の楽しみがある、
そんな日本高齢化社会への
小さな第一歩になれたらと願っています。
大きな劇場で踊りを観ることは、
素晴らしいことです。
しかし、
劇場に足を運ぶことができない
入院中のおばあちゃんや、
施設で暮らすおじいちゃんにも、
この踊りを観てもらいたかった――
そう感じたことのあるダンサーさんも、
きっといらっしゃるのではないでしょうか。
私が目指しているのは
ボランティアではなく
お仕事として
医療の場に踊りをお届けすること。
長きにわたって練習してきた踊りを生かし
喜んでいただけて、お役に立ち、
報酬をもらい、ご飯が食べられることです。
これまでなかった新しい活動ですので
広まり、定着するまでに
時間がかかるでしょう。
でも、あきらめず
小さな一歩の積み重ねから
生まれ始める信頼関係を大切にし、
続けていくことで、
いつの日か、ダンサーの仕事の一つの形として
認識される可能性は、決してゼロではないと信じています。
もしそれが実現したなら、
ダンスが大好きな子どもたちを見守る保護者の方々も、
安心感をもって、
その情熱を応援できるのではないでしょうか。
受験を控えた高校生のお子様のお母様から、
メッセージをいただいたことがあります。
「娘は、長く情熱を注いできた大好きなバレエをやめますが
こんな仕事があったら、本当にいいですね。応援しています!」
また、小学生のお子様のお母様からは、
「娘がこの活動をしたいと言っています。」
とメッセージをいただきました。
さて、歴史を振り返れば、
日本にバレエを広めるため、
戦前から尽力された多くの先人たちがいました。
私たちは、その方々の努力の上に立ち、
今、日本中で質の高いバレエ教育を
受けることができています。
そのことへの感謝を胸に、
微力ながらも私も
次の世代のダンサーたちのために
職業選択の幅を広げられたら――
そんな思いから、Smile with Dance を立ち上げました。
ここまで、お読みくださって本当にありがとうございます。
主にバレエについてお話してきましたが、
それは私自身が、長くバレエの世界に携わってきたからに過ぎません。
ダンスには、それぞれに異なる魅力があり、
人の好みも、時代も、常に変化していきます。
Smile with Dance は、
さまざまなジャンルのダンスを届けることで、
多様なニーズに応えられる場でありたいと考えています。
コンテンポラリー、モダンダンス、ジャズダンス、
日本舞踊、各地の民族舞踊、ヒップホップ、タップダンス――
ダンスを観に行くことが難しい方々のもとへ、
元気と笑顔と踊りを届けたいと願うダンサーの皆さまのご参加を、
心よりお待ちしております。



新しいかたちの仕事として、
踊ってみませんか。
Smile with Dance は、
こんな想いをお持ちのダンサーの方と
ご一緒したいと考えています。
- 医療機関、福祉・介護施設、在宅医療の現場へ
踊りを届けたい方 - お身体が辛い方に、
ひとときの楽しみや癒しを届けたい方 - フリーランス、個人事業主としての働き方に
関心のある方 - 副業として、ダンスの可能性を広げたい方
- 踊ることで、社会の役に立ちたいと感じている方
- 踊ることを通して、
自立した未来を目指したい方 - 踊ること以外のスキルも上げ、自己成長やキャリアアップにつなげたい方
「自分にできるだろうか」
そう感じる方も、どうぞご安心ください。
まずは、
詳しい内容を知るところからで構いません。

詳細内容、及び応募要項はこちらからお申込みいただけます。(無料)
以下のフォームにご記入いただき送信してください。
ご記入いただいたメールアドレス宛に、情報をお送りいたしますので、今しばらくお待ちください。
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