① 基本的な配慮(全プラン共通)

■呼び名の統一

入院している方→患者様
介護施設の方(特別養護老人ホーム、介護付き有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅) →入居者様
デイサービス→ご利用者様
医療機関のスタッフ、職員→職員の皆様
施設のスタッフ→職員の皆様

■ 安全・感染対策

  • マスク着用・手指消毒必須
  • 医療機器やベッド周辺に触れない
  • ご覧になる方が体調不良の場合は中止する

■ 観る側の体調への配慮

  • 体調により「数分しか観られない」「音がつらい」ことがある
  • 着替えなどで待たせない工夫が必要
  • 無音・小音でのパフォーマンスも想定する

■ 刺激を抑える

  • 強すぎる音・激しい内容は避ける
  • 刺激が強いと、
    → 不眠・興奮・夜間の混乱
    → 睡眠薬の使用
    → 夜勤の看護師介護士職員への負担
    につながる可能性あり

■ あくまで「鑑賞サービス」

  • 運動を促してはいけない(事故防止)
  • 自然な拍手や手拍子は問題なし

■ 柔軟な対応力

  • レパートリーを増やす
  • 即興力を磨く
  • 目の前の人に合わせて対応する

② 安全・衛生面

■ 感染症対策

  • 外で実施する場合もある(事前に天候対応を決める)
  • 健康な人の菌でも、利用者には危険
  • ダンサー本人の発熱など体調不良時は絶対に訪問しない

■ マスク着用

  • 基本は着用(安心感のため)
  • 踊る時や撮影時は事前確認

■ コミュニケーション

  • 職員との打ち合わせを必ず実施
  • 患者様へ運動をさせない。(リハビリプログラムではない)
  • 見るだけ鑑賞型であることを明確にする

■ 緊急時対応

  • 患者様が体調不良になった場合、即中止できる体制
  • 連絡担当者(ナースステーションなど)を事前確認
  • 職員と連携し、緊急時対応体制を確保

③ 衣装・装備・環境

■ 衣装

  • 露出、また刺激の多いものは避ける

■ 靴・床への配慮

  • 床を傷つける靴・滑りやすい靴は禁止
  • 靴音の程度の確認配慮
  • トウシューズは控える(ワックスの影響)
  • 室内用シューズや許可取得が必要な場合あり

■ 音響

  • 音源は自分で持参・設置
  • 外で踊る場合、音が届かない可能性あり

■ 着替え

  • 施設に確認
  • 場所がない場合は洗面所などで対応

④ サービスの姿勢

■ 利用者目線が最優先

  • 「自分が踊りたいもの」ではなく
    → 「相手が喜ぶもの」を選ぶ

■ 曲・内容の選び方

  • しんどい時・不安な時に不快な内容は避ける
  • 個人依頼の場合は
    • 時間の長さ
    • 音量
      を特に配慮

■ 接し方

  • ゆっくり・笑顔・間を大切に
  • 詰め込みすぎない(サービス増が負担になることも)
  • 目線を合わせて話す(しゃがむなど)

■ 安心感の提供

  • 「車いす・ベッドのままでOK」
  • 「しんどくなったら横になってOK」
    と伝える

⑤ 実務面

■ キャンセル

  • 感染症・体調不良で急な中止あり
  • キャンセル料はなし

■ コミュニケーション

  • HPを見たり、申し込みフォームに入力できない、インターネットが苦手な方もいる
  • 電話・LINE・SMSなど相手に合わせる

■ 補助スタッフ

  • 同行を推奨(準備・撮影・質向上)
  • 広報(写真・動画)にも有効

⑥ プラン別の工夫


🎂 バースディ・プラン

特別感が重要

  • リクエスト対応(コースにより数曲準備)
  • アンコール対応
  • 状況に応じて少し延長

演出・サービス

  • 即興ダンス
  • レパートリー豊富&振付が被らない
  • バースディカードのギフト(大きな文字・明るい色)タイミング良く渡す
  • 誕生日を盛り上げるサプライズ演出の工夫

コミュニケーション

  • 目を見てゆっくり話す
  • 下の名前で話しかける
  • 優しく手に触れる(許可がある場合)

記録・後日のプレゼント

  • 動画、記念写真撮影OK → 後日共有
  • 記念写真(2Lサイズ程度)名前入りでを送る
  • LINEで励まし動画

注意点

  • 当日のプレゼント:花は病状・アレルギーで不可の病院あり
  • 後日のプレゼントは1週間以内を目安に送る

認知症への理解

  • お年寄りの方は、忘れるのが前提
    →「一期一会」を大切に

💃 ダンスディオーダー・プラン

  • リクエストある場合対応
  • アンコール対応
  • 振付が被らない工夫
  • 撮影OKの案内
  • 目を見て会話
  • 下の名前で話しかける
  • 優しく手に触れる(可能な場合)
  • LINEで励まし動画
  • 一期一会の意識

    バースディプランのサプライズ演出、プレゼント無しバージョン

🎪 イベント・プラン

  • 待ち時間を作らない(着替え含む)
  • 長時間にならないよう調整
  • 重病の方が多い場合は特に配慮

事前確認が重要

  • 主な観覧者の状態(重病・入院患者・外来・一般など)
    → 時間・内容・構成に反映

まとめ(大切なポイント)

  • 最優先は「相手の体調と気持ち」
  • 刺激は控えめ・安全第一
  • 観せるのではなく「寄り添う」
  • 一期一会の心で接する
  • 柔軟で思いやりのある対応が価値になる